超音波検査
サイン集

【i】

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inner tube sign
〔胆道内回虫迷入症、ドレナージカテーテル〕
拡張した総胆管内に2本の線状高エコー像がチューブ状に描出されます。回虫迷入症の場合は虫体外皮が線状エコーとして、虫体消化管が低エコーとして描出されるためです。胆道内に迷入した回虫の像の特徴的所見です。
ドレナージカテーテルも同様の超音波像を呈します。

inward displacement of liver capsule
〔副腎腫瘍(写)
肝下面に接した腫瘤の由来臓器が、肝臓か肝外(右腎や右副腎など)かを判定するときに用いられます。腫瘤に接する肝被膜が肝内に圧迫され内方へ偏位していれば肝外由来で、肝被膜が肝外へ突出していれば肝由来となります。後者をoutward bulging of liver capsuleと呼びます。

irregular fatty infiltration
〔脂肪肝(写)
脂肪沈着の量や分布の違いにより、肝内エコーがまだら状に出現する現象(まだら脂肪肝)です。脂肪の分布が強い所ではエコーレベルが上昇することに起因します。

isolation sign
〔急性虫垂炎〕
急性虫垂炎時の虫垂周辺の虫垂間膜、腸間膜、周囲脂肪組織の肥厚、大網による病変の被覆などの所見が超音波画像上で虫垂を取り囲むhigh echoな描出として病変を周囲から浮き上がらせるような像を呈することをいいます。

イトミミズサイン
〔肝血管腫(写)
腫瘤像を拡大しリアルタイムで観察することにより、内部でイトミミズが動いているように観察されます。低エコー型血管腫でみられることがあります。

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